――もし天界のランチに招かれたら、きっとこうなる。
そんな錯覚を覚える昼下がりの宴が、東京・豊洲に存在していた。
高層階から臨む絶景とともにいただく一皿一皿は、もはや“料理”ではなく“詩”。
今回訪れたのは、三井ガーデンホテル豊洲のレストラン「THE PENTHOUSE with weekend terrace」。
今宵ならぬ今昼(こんちゅう)、わたくしはこの天空のダイニングで、優雅にして劇的なランチタイムを過ごしてまいりました。
- 三井ガーデンホテル豊洲「THE PENTHOUSE with weekend terrace」のお店について知りたい
- 豊洲周辺のオススメのランチを知りたい
もう既にお気づきの方もいるかもしれませんが、本日は美食の(エセ)貴族風でお送りいたします。ぜひ行った気分でお読みいただければと思います。※本記事は2025年4月時点の情報です。
三井ガーデンホテル豊洲の「THE PENTHOUSE」とは…

「THE PENTHOUSE with weekend terrace」は、三井ガーデンホテル豊洲プレミアの36階に位置するレストラン。豊洲市場直送の新鮮な食材をふんだんに使った、洗練されたイタリアンが楽しめます。
窓一面に広がるのは、豊洲市場の躍動感、晴海大橋のアーチ、そしてレインボーブリッジの優雅な曲線。海と空と都会の輪舞(ロンド)を一望しながら、ひとときの現実逃避を許される、まさに非日常の空間です。
このレストランはホテル宿泊者の方はもちろん、一般の方でも利用可能です。ランチ・ディナーともに予約を受け付けており、特別な日の食事やカジュアルな利用もできます。ただし、貸切営業になる場合もあるため、訪問前に公式サイトや予約状況を確認するのがおすすめです。
- 今回ご紹介するお店
- Googleマップ
■ 店名:THE PENTHOUSE with weekend terrace
■ 住所:東京都江東区豊洲2丁目2−1 三井ガーデンホテル豊洲プレミア 36階
■ 営業時間:6時30分~11時00分、11時30分~23時00分 ※変更の可能性有
■ 定休日: 不定休
■ 公式サイト:THE PENTHOUSE with weekend terrace【公式】
実際に三井ガーデンホテル豊洲の「THE PENTHOUSE」へ行ってきた!
お店の概要をひとしきり語り尽くしたところで――
ここからは、いよいよ私がこの天空の美食舞踏会に足を踏み入れた、その鮮烈なる体験を、余すところなくお届けしてまいりましょう。
筆者がこの天空のレストランに舞い降りたのは、麗しき春の休日ランチタイム。
あらかじめ予約していたおかげで、待ち時間ゼロ。
まるで“選ばれし者”のごとく、悠然と店内へと導かれたのであります。
なお、ここでひとつ耳寄りな情報を。
このレストラン、季節ごとにメニューが変わる一期一会(いちごいちえ)システム。
春には春の、夏には夏の、その時にしか出逢えない味覚が待っています。
どうか、胸を高鳴らせながら、あなただけの美味しい物語を迎えに行ってください。
今回ご案内いただいたのは、窓際・南西向きのお席。
運命に導かれるように辿り着いたその場所には、レインボーブリッジ、晴海大橋、豊洲市場が一望できるパノラマの絶景が待っていました。

お席はというと、以下のようなソファ席でした。(2名~4名利用)

さて、今回筆者が選んだのは、ランチコースB(4,000円〜)。

■前菜
・蕪のレモンマリネ
・蓮根のアラビアータ
・ツナと白いんげん豆のサラダ
・桜海老とオレンジのクロスティーヌ
■選べるパスタ(以下より一品選択)
・アスパラガスと小柱のジェノベーゼ
・生ハムとルッコラのトマトソース
・【ペントハウス名物】ボロネーゼとモッツァレラのラザニア
■選べるメインディッシュ(以下より一品選択)
・本日鮮魚のサルタート 浅利と春キャベツのエチュベ
・国産豚 グリッリア 豊洲市場直送野菜添え
・仔羊 グリッリア 豊洲市場直送野菜添え
・国産牛ヒレ アッロースト 豊洲市場直送野菜添え
※お肉選択の場合はソースを以下から選択
チミチュリソース/ブルーベリーソース/レフォールソース
■デザート
・バナナのブデイーノ
ちなみにランチコースはA~Cまで用意してあり、コースによって選べる料理が異なります。

前菜:蕪のレモンマリネ他4品

まずは、ワンプレートに美しく調和した四品の前菜。
この日は、蕪のレモンマリネ、蓮根のアラビアータ、ツナと白いんげん豆のサラダ、桜海老とオレンジのクロスティーヌ。
それはまるで、四季折々の自然が奏でる小さなオーケストラ。
中でも驚いたのが、「蕪のレモンマリネ」。一般的に硬めに仕上がることも多い蕪が、口の中でほろりとほどける繊細さに仕上がっていた。
ちなみに前菜と一緒に焼き立てのパンもご到着。

ふっくら香ばしく、ほんのりと温かみが感じられました。お食事の途中でもお願いすれば快く追加していただけます。
選べるパスタ:【ペントハウス名物】ボロネーゼとモッツァレラのラザニア

続いて運ばれてきたのは、ペントハウスの名物ラザニア。
公式が“名物”と名乗るだけあって、その存在感は群を抜いておりました。
幾重にも重ねられたモチモチのパスタ。
その隙間からとろけ出す濃厚なボロネーゼとモッツァレラの共演…。
食べるたびに、歓喜のヴェールが一枚ずつ剥がれていく。まるでラザニア界のオペラ。
これを食べずして帰るのは、もう、罪。
選べるメインディッシュ:仔羊 グリッリア 豊洲市場直送野菜添え

そして本日の主役――仔羊のグリッリア。
丁寧に焼き上げられた肉は、ナイフを入れた瞬間スッと切れ、断面からは芳醇な香りが立ち上る。

ここに合わせたのは、ツンと華やかなレフォールソース(西洋わさび)。
子羊のまろやかさに、キリリと知性を添える天才的なバランス。
付け合わせの豊洲市場直送野菜も、脇役とは思えぬ存在感で、全体の舞台を見事に引き締めてくれる。
デザート:バナナのブデイーノ

コースのフィナーレを飾ったのは、バナナのブデイーノ。
しっとりなめらか、でも甘さ控えめ。
舞台の幕が静かに閉じるように、心地よい余韻を残してくれました。
今回のお食事は以上となります。ごちそうさまでした。
余談:ドリンクビュッフェ
余談ですが、ドリンクについてもご紹介させていただきます。なんとドリンクはフリーフローとなっており、滞在中は好きなときに、好きなだけ楽しめます。優雅なひと時に花を添えるでしょう。(アルコール類は別途追加料金)


三井ガーデンホテル豊洲「THE PENTHOUSE」がオススメなワケ

理由? そんなもの、無限にある。
けれど、あえて3つに絞るとするならば――それは「景色・選択・価格」。
この三拍子がそろった瞬間、ランチは“ただの食事”から“体験”へと昇華するのです。
■36階からの絶景ビュー
このレストラン、場所がそもそも反則級です。なんと、建物の最上階・36階に位置しており、窓際の席に通されれば、それはもう“湾岸エリア一望”のスケール。眼下に広がるのは、水と都市が織りなす絶景絵巻。晴海大橋が優雅に弧を描き、運河がきらめき、レインボーブリッジが遠くに微笑む…。(※全席が絶景ビューというわけではありません)
■選べる愉しさ、食べる悦び
コースによっては料理のメニューを一部選ぶことができます。パスタ、メインディッシュ、ソース、それらをその日の気分によって叶えてくれます。「どれにしようかな」の時点から、すでにランチは始まっているのです。
■値段以上の満足感
今回ご紹介したランチコースBでは、前菜・パスタ・メイン・デザートに加え、ソフトドリンクのビュッフェまでついて、たったの4,000円〜。二人で訪れても、1万円を下回るという奇跡的価格設定。ちなみに、「もうちょっと気軽に食べたいな」という方は、ランチコースA(3,000円台〜)という選択肢もあります。
まとめ
「ちょっと良いランチ」なんて言葉ではもはや収まらない。
ここは、優雅な昼下がりの劇場。
お皿の上に物語があり、窓の外にロマンがあり、心の中に余韻が残る――
そんな贅沢なひとときを、三井ガーデンホテル豊洲のレストラン「THE PENTHOUSE」で体験してみてはいかがでしょうか?
お近くに寄られた際はぜひ、立ち寄ってみてください!
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